<読書>ダントツになりたいのなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう<日常生活を変える>
ノルウェー陸軍空挺学校の教官が、黒板に縦に一本の線を引いた。一番下に「0」と書き、上に向かって数字を刻み、一番上を「10」にした。
教官が「4」を指差して、こう言った。
「ここが、君たちが思う限界だ」
次に「2」を指差した。
「君たちのママは、ここが息子の限界だと思っている」
教官は線を上にたどり、人差し指を「7」まで進めて、
「我々教官は、君たちがここまでいけると知っている」と、厳しい目つきでにらんだ。
「しかし、本当のことを言おう。君たちはもっと上までいける」
教官の指先が「10」で止まった。
「君は、自分が思っているよりも、はるかに上に行けるのだ!」
こんにちは、怠惰リーマンです。
序盤の教官のセリフがかっこよすぎて濡れ濡れです。
この本は「ダントツの人」になるにはどうすればいいのか?
なぜ金メダルを取れる人と銅メダルに甘んじる人がいるのか?一番を取れる人は、それ以外の人が知らない秘策があるのか?
その差はどこからくるのかについて書かれている、ノルウェーで16万部以上のセールスを記録したベストセラー本です。
著者は軍人の経歴を持つメンタルトレーナー。
金メダリストなどのアスリートや大企業のコンサルティングや公演も手がけている一流のメンタルコーチです。
最近読書量を増やそうと思っている怠惰リーマンですが、
記憶に定着するようにアウトプットしていきます。
印象に残ったところに3つほどに絞りフォーカス・抜粋しました。
①自分の現在位置を確認する
「人生を俯瞰的に見ること」を著者は重要視しています。
*俯瞰(ふかん)とは:高いところから見下ろす ということ。
時間は有限で、全てのことには終わりがある。
いつか終わるという意識がやる気につながるという。
俯瞰的にみる大きな目的は、
自分の価値観と欲求を正確に知るためです。
「あらゆることを総合して、あなたにとって一番大切なものは?」
この質問に対する答えを、著者は「価値観」と呼んでいます。
それは、その人が完全で調和した人生を送るために必要な、最も基本的な要素。そして価値観は行動を強化します。
*僕は「健康」を価値観にあげています。だから体調を崩しそうなオールなどは避け、筋トレ、食生活にも気を使っています。
最近は「最強の食事」の完全無欠コーヒーを実践中。
価値観が明確なら、「これからしようとすることは価値観にあっている?」と自問することができ、イエスなら実行、ノーならやめるだけ。
そして、「非凡な人ほど人生を俯瞰で見る回数が多い」という。
たいていの人間は怠け者なので、目標をわざわざ思い返したりしなくなります。
しかし成功したければ、これは絶対にしなければならない作業であると、著者は強調します。
②心のつぶやきが人生を決める
類まれな結果を出せる人は、日々のちょっとした習慣に気をつけてるという。
一言で言うと、
日常の小さな「正しい決断」を下すのが上手い。
*著者はこの本の中でずっと「日々の小さな決断」を重要視しています。
重要なのは才能ではなく、「何を選択するか」。
小さな選択は、何ヶ月、何年と積み重ねていくと大きな結果となり現れるという。
例えば朝起きてから寝るまでに私たちは多くの決断をします。
・パッと起きるか、ベッドの中でグズグズするか
・大事な会議の日、通勤途中に頭の中で予行練習をするか、外をぼんやり眺めているか
・健康的な昼飯をとるか、ファーストフードで済ませるか
・夜更かししてテレビをだらだらみるか、翌日に備えて早く寝るか
など。
*ベッドでグズグズ、テレビをだらだらはよくしてしまう・・・。
大切なのは「自分に正しく質問する」習慣をつけることだという。
例えば、朝目覚ましを使って朝起きている人は、
「まだ疲れているから後5分だけ寝ようかな?」
と思うかもしれない。しかしそんな問いかけをすれば、
「疲れている、寝なおしたい」
という答えが導き出される。
*毎朝の僕の思考です。
しかし、
これは質問が悪い。
人間の感情は質問が誘導する選択肢へと引き寄せられてしまうからだ。
と著者は言います。
ネガティブな言葉はたちまちネガティブな感情を生みます。
感情をコントロールするためには発する言葉にも注意が必要。
なので自分にポジティブな感情を与える質問をすることに意識を向けます。
「今日これから何をしようか?」
と朝一番に問いかけること。
脳は答えを探すため働き続け、答えにたどり着いたとき(まずシャワーを浴びて、ランチ、夜は映画)、脳内ではすでに10%先まで準備が進んでいます。発した質問が積極的な反応を要求したおかげです。
*朝この質問をするようにしてから、布団グダを起こすことなく起床できるようになってきた。
正しい質問によって自信は作られます。
「私の長所は?」
「私の強みは?」
「自分のどんな所が誇らしい?」
スキルの高い人は、自分にそんな質問をしょっちゅうするという。
「自信は正しい質問によって作られる。」
問いかけることで自信が高まるのだという。
*ポジティブマインドで、「できる理由を」探していくことが大事なのと一緒ですな。
③イメージの視覚化
イメージの視覚化とは、これから起こることを予想する作業。
つまり、本番前に「経験済み」の境地に到達しておくこと。
これは仕事や日常生活、ナンパでも活用することができる。
今日の一日をどう過ごしたいか、どうなってほしいかをイメージ。
前もって心の目で見ておくと、はるかに楽に実践できる。
そして大事なのは、
イメージトレーニングは超リアルに行うこと。
仕事のプレゼンなら、
家を出る瞬間の気持ち、呼吸、相手の外見はどうか、どの席に座るか、どう座るか、心で何をつぶやくか、挨拶は誰から、頭を下げるか、相手の目を見つめるか、誰のほうを向いて話すか、目配せの仕方、身振り手振り、声の大きさ、抑揚は、途中話を遮られ反論されたら、重要な質問へどう切り返すか、最後はどうまとめるか、音やにおいも。
などあらゆる場面をイメージすること。
そして、これを10回~15回行うと精神的に余裕ができる。
1回につき15分ほど費やすと準備は十分だという。
まとめ
・目標に向け正しい決断をするために、定期的に人生を俯瞰的にみる。
・ポジティブマインドで、自信を強める正しい質問を自分にする。
・超リアルなイメージトレーニングで経験済みの境地に。準備が9割。
他にも
一万時間の法則:一万時間時間を費やせばどの分野でも一流になれる(あらゆるう才能は作られたもの)など興味深いことも書いてありました。
本の書評やレビューって難しい・・・
次回はもっと簡潔にまとめれるようにしたい。
おわり